製造工程

1.原木の厳選

産地に赴き、より良質な原木を探すこともあります。

2.製材

お仏壇の部位に合わせてそれぞれの厚みに切り出します。

3.乾燥

切り出した材木を日照による干割れを防ぐため、屋根のある場所で陰干しで自然乾燥させます。
乾燥期間は、例えば芯材のニヤトウという材木の場合、厚さ1分(約3mm)につき 約1ヶ月の乾燥期間を要しますので5分(約15mm)だと5かヶ月、7分(約21mm)だと7ヶ月かかります。乾燥の具合を見て途中人工乾燥させることもありますが、最後は自然乾燥で仕上げます。

4.木取り

木目を見て、どの部分をどう使うか決めてから、さまざまな材木を規定の寸法にのこ挽きしていきます。
表面を削ってムラを取り、さらに紙やすりを使って細部まで滑らかにしていきます。

5.彫刻

欄間や高欄など、ミシン挽きした後、のみで立体的に彫り出します。

6.加工

各部所に応じて、形や大きさを整えます。

7.塗装

材木を皮膜で保護し、美しい光沢に仕上げます。

  1. 目止め 木の目に砥の粉を詰めます
  2. 着色 顔料・染料等で着色
  3. 下塗り 皮膜を厚くします
  4. 下研ぎ 紙やすりで、でこぼこや塵やほこりを取り、次の塗装がきれいにのるように表面を細かく荒らします
  5. 中塗り・色調整 色味調整をしながら中塗りをします
  6. 中研ぎ 紙やすりで塵・ほこりを取り表面を平らにします

8.組立

それぞれの部材を取り揃え、建付けに狂いがないように組み立てていきます。

9.最終塗装

戸・障子を取り付けて最終塗装をします。
組立で生じる微細な小傷や埃なども取り除き、塗りと磨きを繰り返す塗装の最終段階です。

10.仕込み・仕上げ

戸・障子を取り付けて最終塗装をします。
仏壇内側の須弥壇や猫戸・隠し引き出しなど、先に仕上げた部材を仕込んで仕上げます。